ウコンは科学的に研究されはじめてからの歴史は浅く、まだまだ未知の解明されていない多くの薬効成分があります。
最近、秋ウコンのクルクミン含有量が春うこんより多いという研究発表がありましたが、これはただ、クルクミンという成分のみの比較だけなのです。ウコンのような生薬は西洋医学の成分のみを抽出した医薬品のようにあるひとつの有効成分だけで、その薬効を論じていくようなものとは基本的に違うと考えます。
生薬とは本来、多くの薬効成分が絶妙のバランスのもとで共存して、その中で最高の相乗効果をつくりだしているものです。
それが科学的に何かということは今後の研究者たちによって明かされていくと思います。ただはっきり言えることは、春ウコンは数千年の昔から生薬として世界中の人々に実際に愛飲され続けてきて、その他の追随を許さない驚異的な薬効は今日まで語りつがれてきております。もし、春うこんの薬効が弱いものであるとしたら、このような薬効が何千年も脈々と言い伝えられるでしょうか。 |